八重山諸島のツーリズムの現状
珊瑚礁の海に囲まれた八重山諸島、2019年には148万人の観光客が訪れました。ダイビングやシュノーケリングなどのアクティビティや、島々の美しい光景は石垣島の大きな魅力です。
しかしキャパシティーを超えた人数のツアーが催行されたり、マナーやルールを無視した行動によって、珊瑚礁や自然環境への影響も大きくなっています。例えば、国際的にはサンゴ礁の環境収容力は1サイト5000人/年と言われ、グレートバリアリーフではこの基準が守られていますが、八重山では基準はありません。観光のための開発、自然破壊などの脅威も。
観光を持続させていくには基盤である自然を守ることが不可欠です。
自然、環境、文化、暮らしを守りながら観光を持続していくために、一人一人がそれぞれの立場から考えていこう。
環境に配慮した観光推進
グリーンフィンズ
グリーンフィンズとは?
UNEP(国連環境計画)とイギリスのReef World財団によるサンゴ礁保全の取組み。環境に配慮したダイビングやシュノーケリングのガイドラインの作成と、それを遵守しているダイビングショップの評価・認定を行なっています。日本では現在、沖縄県の恩納村が地方自治体として初めて導入を始めています。
どんな内容?
ダイビングやシュノーケリングをはじめとした観光の側面からの悪影響を減らそうという取組みです。
観光客の方々やツアー業者が海でアクティビティを行うときにサンゴや環境を傷つけたりしないようなガイドラインを設けて、環境への気遣いを持った観光を推し進めています。
あなたができることは?
海の美しさを楽しむために学びましょう!
ダイビングやシュノーケリングなどのアクティビティに参加する前に注意点を一度読んでみませんか?
ツアー業者の皆さん、お客様を迎える際、そしてブリーフィングの際に素敵な海と思い出を残してもらうためのアドバイスをしてみませんか?
左の役に立つ情報をまとめたポスターは、使用する許可や登録なしで、だれでも下記グリーンフィンズ のサイトよりダウンロードできます。(ダウンロード→ 日本語選択)
ぜひお店や必要なところへ配布し広めていこう!